あなたは「男の作法」という本を知っていますか?
この本は、池波正太郎という有名な時代小説家が書いた日本男児のためのバイブルです。
ずいぶん前に書かれた本なのですが、世代を超えて今もなお愛され続けています。
いったいどんな内容が記されているのかこれから紹介していきます。
社会全体を考える
この本の内容として最も印象深かったのが、「社会全体を考える」という考えかたです。
いったいどういうことか?というと、例えばあなたがタクシーに乗ったとしましょう。
そのとき乗車賃が500円だとしたら、600円払いなさいとこの本は伝えています。
500円に対して600円払って、余りの100円は運転手へのチップとして渡すということです。
なぜ、こんなことをするのか?
それは運転手への感謝の表現もありますが、メインは運転手のその日の仕事の向上を狙うためなのです。
自分の運転を褒められて、さらに金銭的に得をした運転手は当然機嫌が良くなります。
運転事故の防止にもつながります。
そうなれば次に乗せる客にも、安全で良い運転を心がけるに違いないということです。
そういった小さな気遣いが、やがて社会全体に循環されていけば豊かな社会になれることが書いてありました。
つまり、自分のことだけ考えてちゃダメってことですね。
なかには、「ありがとう」という言葉だけで伝えればいいじゃないか?と思う人もいるでしょう。
しかし言葉も大事ですが、目に見える評価を受けることで人のパフォーマンスは向上します。
死を意識することが大事
もう一つためになるのは、「死」を意識して生きることが大事だということです。
人はいつか死にますよね?つまり、命は有限なんです。
限りがあるからこそ、若いうちからいろんなことに挑戦しないと豊かな人生は送れないということです。
戦国時代は死が身近にありました。
だからこそ日々の鍛練や、名をあげようと躍起になる人が多かったのです。
一日のうち、30秒でも「自分はいつか死ぬんだ」と意識することで、男の磨きかたが変わってくることが学べます。
まとめ
「男の作法」が数々の人に影響を与えてこれた理由が伝わったと思います。
この本には俗にいう「粋」な男の生き方になるための作法がたくさん書いてあります。
ビジネスだけでなく、食や健康、親との向き合いかたなども書いてあるので、どんな人にもオススメです。
この本が現在でも愛されてるのは、池波正太郎の哲学がどんな時代にも通用しているからです。
あなたも本屋で見かけたら、手に取って読んでみてはどうでしょうか?
この記事が参考になれば幸いです。