行政のサービスには様々なものがあります。居宅介護支援もそのひとつ。あまり聞きなれないサービスかもしれませんが、全国の利用者数は2020年で272万人を超えています。
でも実際にはどういう人が対象なのか、どんなサービスを受けられるのか、わからない方は多いのではないでしょうか。
ここでは、居宅介護支援がどのような制度でどう利用できるのかを藤沢市を例にご紹介していきます。
居宅介護とは
居宅介護とは、利用者が自宅で自立した日常生活が送れるように個人の状態に合わせたケアプランのもと、入浴、排せつ、調理などの家事全般や日常の生活の援助を受けられる介護の事です。
具体的には、●訪問介護 ●訪問入浴介護 ●訪問看護 ●訪問リハビリテーションなどがそれに当たります。
居宅介護支援のメリットは？
居宅介護支援は、利用者の自己負担金は0円で受けられる支援です。通常の介護保険サービスでは、利用者の所得に応じて1割から3割程度負担しますが、居宅介護支援の場合、介護保険から全額給付される為、居宅介護支援の場合は負担金はありません。 対象者であれば是非受けたいサービスですよね。
藤沢市で居宅介護支援サービスを利用するまでの流れについて
では、藤沢市でこの居宅介護支援を受けるにはどうしたらいいでしょうか。
まずはケアプランを作成しなければなりません。
要介護1〜5の人は居宅介護支援事業者のケアマネジャーへ、要支援1・2の人はお住まいの地区を担当する地域包括支援センターと依頼する場所が違いますので注意が必要です。ケアプランの作成には費用はかかりませんのでご安心を。担当の職員が決まると次は「居宅サービス等計画作成依頼（変更）届出書」を介護保険被保険者証と共に提出します。提出先は、藤沢市介護保険課、または各市民センターです。
その後は、ケアプランの作成がされて契約、いよいよサービス開始という流れになります。
支援を上手に利用して日常生活をより快適に過ごせるようにしたいですね。
