茨城は、工業地域や工事現場、さらに港湾で数多くのクレーンを目にします。
重量物の吊り上げや運搬で活躍するクレーンは、茨城でも多くありますが、実は非常に多くの種類があります。
今回は、その中でもよく見られるクレーンの種類を中心に解説します。
茨城でも目にする様々なクレーンの種類
茨城では様々な種類のクレーンが活躍しています。
ここでは主なクレーンの種類について解説しましょう。
クレーンには移動式とそれ以外に分けられます。
まず移動式は、茨城でもよく目にするものが多く、工事現場などで活躍しています。
トラッククレーン:工事現場などでよく目にするタイプです。トラックのトラックの荷台と運転室の間に小型のクレーン装置を搭載した車両積載型やトラックのシャーシ(車の骨格となる部分)を補強して、クレーンを取り付けたレッカー型があります。
オールテレーンクレーン:大型タイヤを装着し3軸以上の走行用台車に、クレーン旋回体を搭載したクレーン専用の車です。
ラフテレーンクレーン:自走式クレーンの一種で側面に操縦席があります。
荒れた地形などの不整地も走行することができるタイプのクレーンです。
クローラークレーン:キャタピラ(クローラーの商品名、履帯のこと)を搭載したクレーンです。
移動できるクレーンですが、公道を走れないタイプです。
非移動式は種類が多いので次の項目で解説しましょう。
茨城でも存在する?非移動式のクレーン
ここまでは車輪や履帯を装着したクレーンを紹介しました。
次からは、決められた場所しか動けない非移動式のクレーンを6つ解説しましょう。
ガントリークレーン:日立港など港湾で目にするクレーンです。
橋型クレーンとも呼ばれ、コンテナを吊り上げています。
アンローダクレーン:ガントリークレーンに似ていますが、片側が海へ飛び出ているタイプです。
天井クレーン:工場で目にするクレーンで天井につけられています。
ケーブルクレーン:工事現場で活躍するクレーンでケーブルカーのようにケーブルの上を行き来するクレーンです。
茨城では珍しいかもしれません。
スタッカークレーン:茨城の倉庫や工場で活躍するックなどに取りつけられたレールの上を移動するクレーンです。
ジブクレーン:港湾で活躍するクレーンです。
「ジブ」と呼ばれる長いアームで荷物などを動かします。