愛媛県のオーガニック野菜について
オーガニック野菜についてはご存知の通り、有機栽培によって育てられた野菜になります。
一番重要なこととして、野菜の生育環境を十分整えることが大事であり、化学肥料や農薬も環境に合わせた選び方や使い方が必要となります。
野菜を直接口に入れる消費者だけでなくその土壌についても調査し、動物の糞や植物などによる有機物も適切に使わなければなりません。
愛媛県ではオーガニック野菜を育成するプログラムを10年以上にわたり試みており、その成果も十分に取れていますが、現在のように順調な収穫量がとれるようになるまで、害虫対策や各種農家の協力を得るのに大変苦労されたようです。
しかし現在は概ねオーガニック野菜を作ることに対しての農家の方の理解も進んでおり、様々な野菜や果物を収穫できるまでに至りました。
オーガニック野菜のメリット・デメリット
それでは、オーガニック野菜を作るときのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
オーガニック野菜を作るときのメリットは、何と言っても化学肥料や農薬による健康被害や土壌汚染が少なくて済むという点です。
化学肥料や農薬をまったく使わないわけではありませんが、極力その土壌に合わせた使い方をすることでそれが可能というわけです。
さらに今後作られる作物も土壌汚染が少ないことによって、必要以上に土地が痩せていかないというメリットもあります。
しかし、デメリットももちろんあります。
まずはその土壌に合っている肥料の選定や量、農薬などの量を厳しくチェックすること。
そしてもう一つが害虫による被害が増えるということ。
農薬は害虫を駆除、寄せ付けないという効果がありますが、同時に野菜や土壌が農薬によって汚染されてしまいます。
それがないということなので、当然害虫が湧く可能性が増大するのです。
ですがそれも、その害虫を食べてくれる動物や昆虫を同時に放つことや、防護柵やネットなどを使用して対策していけば問題ありません。
そして最後に、管理をしっかり行うということです。
自然にできるだけ近い環境化で行う栽培になるので、どうしても不良品なども収穫される可能性や、害虫対策をしっかり取る管理が必要になります。
そういったところで、品質のばらつきも考えながら栽培していく必要があるのです。
メリット・デメリットそれぞれありますが、人の健康状態を維持し、環境を考えるならオーガニック野菜は今後も必ず必要になります。
特に子どもたちのことを考えるなら、そういった栽培方法は将来一般的な方法になるかもしれませんね。