この本を読むきっかけになったのは、オリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTubeチャンネル『YouTube大学』です。
その時の講義内容が投資に関することで、その中でこの本をご紹介されていました。
社会人6年目を迎えた自分が、今後自分の資産をしっかり増やしていくにはどうしたらいいかを考えていた矢先の出来事だったので、速攻で本屋さんに行き、手に取りました。
そこで、自分以外にも、「投資はやってみたいけどなんか怖い」や「どうやって始めたらいいかわからない」などのお悩みを持つ方もいらっしゃるのでは無いかと思い今回この記事を書く決意をしました。
投資をするにはマインドも重要!
昨今世の中には星の数ほど『投資』に関する書籍があります。
それもそのはず、そもそも政府はアベノミクス以降『貯蓄から投資へ』を掲げていますし、麻生太郎氏の『老後2000万円発言』も記憶に新しい方も多いと思います。
そんな中で、自分の持つ資産、特に『お金』を増やしたいと思うのは自然な流れでしょう。
ただ、お金を増やすには『やり方』ももちろん大事ですが、そもそもお金持ちになるような人は『どんな考え方』で『どういうマインドを持っているか』という自分自身の明確な『考え』が必要になります。
例えば、『お金を単なる数字と捉え、重く考えすぎない』ことや『支出の無駄を徹底的に省く』こと、さらには『生きがいとも呼べる明確な目的を持つ』など、世界の億万長者と呼ばれるような人々に共通するマインドがこの書籍の導入部分にいきなり出てきます。
ここまでしっかりとページ数を割き、『投資におけるマインド』について書いている書籍はあまりないのではないかと思っています。
それもそのはず、この書籍の著者である『高橋ダン』氏は12歳で投資をスタートし、大学生時代にニューヨークのウォール街でインターンを経験。
大学卒業後にウォール街でフルタイム勤務を積んだのち、26歳でヘッジファンドを設立し30歳で自身の株を売却。
これまで世界約60カ国を旅してきた、とんでもない経歴の持ち主なのです。
その経験が、この書籍の説得力を何倍にも膨れ上がらせているということです。
投資方法の説明が異常に細かい!
上記の通り、この書籍は『マインドの部分』にも重きを置いていますが、当然投資の本なので具体的な投資のやり方についても言及しています。
ただ、その方法に関する内容がかなり細かくて、正直この本片手にパソコンを開けばそのまま投資ができてしまうのではないかと思うほどです。
とはいえ、やり方自体が簡単かと言われればそういうことではなく、やることの種類はかなり多いです。
なぜなら、この書籍で推奨しているのが『分散投資』つまり色々なものに投資する、というものです。
株や不動産はもちろん、金、銀、プラチナ、国債、社債、ビットコイン、原油などにも投資すべきと書いてあります。
これらにそれぞれどれだけ配分するかを少しずつ調整しながら、お金を増やしていく。
そのやり方の説明が細かいながらも、ある種ゲームのようで面白いです。
まとめ
お金が欲しくない人、お金を増やしたくない人、というのはほとんどいないと思いますが、実際増やそうとなると『どうやるの?』『自分にもできるの?』という考えが浮かぶのが普通です。
ですがこの書籍では、これでもかというほど細かく指示が書いてあります。
そのおかげで次に何をすればいいのか、今後どういう風にしていけばいいのかという道標が示されます。
確かに書いてある内容は少し難しいかもしれませんが、この書籍はテーマが全89もあるので、一日1テーマずつ読んでくださいとなっています。
なので、1日1日少しずつ理解していきながら、何か一つでも実戦に移してみるという考えでいいと思います。
少しでも自分の資産運用に興味のある方は読んでみることをオススメします。