環境開発というフレーズを使った事業所をよく見かけますが、どのような事業を行っているのでしょうか。
少し気になったので調べてみました。
環境開発と土木工事
いくつかの事業所を調べてみると土木工事とともに産業廃棄物処理を事業内容として掲げている会社が多いように見受けられます。
環境開発と土木工事にはどのようなつながりがあるのでしょうか。
環境開発を謳っているのは、土木工事の中でも解体土木工事を事業内容としている会社です。
建造物の解体土木工事では、たくさんの廃棄物がでるので、その運搬と処理も同時に行っている会社が多いのですね。
アスベスト処理
古い建物の解体工事ではアスベストが使用されていることがあります。
アスベストは1956年ごろから1975年ごろの高度成長期の時代に、鉄骨造の建造物に耐火、断熱、防音の目的で使われてきました。
その後アスベストによる健康被害が判明し、使用が禁止されたのです。
建築年数が古い建造物を解体する時には、アスベストの使用状況を調査・確認して、使用されている場合には、県知事や労働基準監督署長への届出が必要になります。
また解体処理においては、処理基準に基づいて解体・運搬・処理を行わなければなりません。
このように解体土木工事と産業廃棄物処理は一貫して行われる事業なのです。