コロナ禍の巣ごもり需要で宅配が大幅に増加し、さらなるドライバー不足に陥っているようです。
このように需要が増加している宅配業者に比べて、物流業界全般を見渡すと、ドライバーが余るという運送会社もあります。
コロナの影響で物流業界も明暗が分かれているようですね。
飲食店向けのルート配送
大阪の運送会社では、飲食店向けに食品のルート配送を行っています。
緊急事態宣言を受け、多くの飲食店で休業や時短営業を強いられてきました。
大阪では緊急事態宣言が解除されましたが、大阪市内の飲食店に限り、午後9時までの時短営業(酒類提供は午後8時30分まで)の要請が出されています。
飲食店には協力金が支給されますが、飲食店にかかわる仕入れ業者や配送業者への補償はありません。
時短営業で飲食店の売り上げが上がらなければ、仕入れは減り、さらには物流も減少してしまいます。
すべて平等な補償はむずかしいでしょうが、行政の配慮が望まれますね。
強い会社と弱い会社
コロナ禍において強い会社と弱い会社に分かれてきましたが何が違うのでしょうか。
運送会社は物流を担っているのですから、物が動かなくては仕事になりません。
コロナの影響で減少しているものもあれば、増加しているものもあります。
特定の業界に特化した物流を行っている場合、その業界が冷え込めば物流も冷え込んでしまいます。
また取引先が少数で固定されている場合も、取引先に左右されてしまいます。
何が起こるかわからない未来に向けて、リスク分散をしている会社が強い会社といえるのかもしれません。