東京と大阪を結ぶもう一つの新幹線「リニア中央新幹線」は東京・大阪をほぼ一直線で結び、最高設計速度時速500kmを超えるリニア方式で全線開通すれば最短1時間7分という夢のような交通機関となります。2027年に東京→名古屋間の開業を目指して工事を進めてきましたが、南アルプストンネルの建設を巡って水資源の問題で静岡県から待ったがかかり、2027年開業は難しくなってきました。
リニア中央新幹線の途中駅長野県駅は飯田市に
リニア中央新幹線は東京→名古屋→大阪を最短で結ぶことを目的としていますが、途中駅として神奈川県駅・山梨県駅・長野県駅・岐阜県駅・三重県駅・奈良県駅の設置が予定されています。そのうちの長野県駅は飯田市に設置され、開通すると東京品川駅まで45分、名古屋駅まで27分と首都圏へのアクセスが非常に良好となります。
飯田市は伊那地域最大の都市で、長野市・松本市・上田市に次ぐ長野県内第4位の都市ですが、交通手段として鉄道は飯田線のみでアクセス面では至便とはいいがたいものがあります。中央高速が市内を横切っているため、首都圏へのアクセスは高速バスに頼るところが大きいのです。一日も早いリニア中央新幹線の開通を望むばかりですね。
リニア中央新幹線が開通したら飯田市の不動産価格は変動する？
飯田市は寒冷な長野県の中でも比較的温暖な地域で、風光明媚でありながら都市機能も充実しているため住み心地は良いでしょう。リニア中央新幹線が開通した後には名古屋や東京への通勤も可能となり、移住を考える方も増えるのではないでしょうか。そこで気になるのが飯田市の不動産価格ですが、新駅が中心地から外れているため、まださほどの値動きは見られないようです。今後新幹線駅から市街地へのアクセスも計画されているため、不動産価格も変動してくることでしょう。ただ、地方都市ということもあり、マンションよりも戸建ての需要が高いので、投資は難しいかもしれません。
